
かつて清水エスパルス、サガン鳥栖、ガンバ大阪、ファジアーノ岡山、徳島ヴォルティスでプレーしていたブラジル人FWチアゴ・アウベスが、タイ1部ウタイターニーFCを退団。再びフリーとなっただけに、Jリーグ復帰が期待される。
現在32歳のアウベスは、2017年3月から12月まで清水でプレー。清水退団により一度Jリーグを離れたが、韓国1部の全北現代を経て、2019年7月に鳥栖へ移籍。2021年以降はG大阪、岡山と渡り歩き、2023年12月にブラジル2部シャペコエンセへ加入していた。
母国復帰を果たしたアウベスだが、わずか3か月で徳島へ移籍。2024シーズンはJ2リーグ戦19試合の出場で1ゴール1アシストをマークしたものの、同シーズン限りで契約満了によりチームを離れ、2025年1月にウタイターニーFCと短期契約を結んでいる。
そのウタイターニーFCでは、公式戦17試合に出場し、4ゴール2アシストをマーク。攻撃陣の主力選手として活躍したものの、同クラブは7月14日に退団を公式発表。「アウベスのプロ意識、献身性、そしてクラブとファン・サポーターへの努力に感謝している。今後のサッカー人生における幸運を祈っている」と声明を発表したが、移籍先は明かしていない。
J1リーグで通算51試合出場9ゴール、J2リーグで通算61試合出場22ゴールと、日本で十分な実績を残しているアウベス。現時点でJリーグ再挑戦の可能性がタイや母国ブラジルで報じられていないとはいえ、同選手の去就に注目が集まりそうだ。