
川崎フロンターレは日本代表DF高井幸大をトッテナムへ完全移籍により放出。14日時点で新戦力の獲得発表はないが、クラブのスタッフ募集が外国人選手を迎え入れる予兆だと話題になっている。
クラブは14日、通訳スタッフの募集をアナウンス。公式サイトにて「川崎フロンターレでは、国内外との円滑なコミュニケーションを支える通訳スタッフを下記の通り募集いたします。言語の枠を越えて、人と人をつなぐやりがいのある業務です」と案内しており、応募条件として「英語またはその他外国語(例:ポルトガル語、スペイン語など)による実務レベルの通訳が可能な方」「多様な文化や価値観への理解があり、柔軟に対応できる方」としている。また、応募方法は写真貼付の履歴書、職務経歴書などを郵送またはEメールで提出となっているが、2025年7月28日必着だ。
川崎はAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンで準優勝。FWクリスティアーノ・ロナウド擁するサウジアラビア1部アル・ナスルを下したことで注目を浴びたが、ACLEで総額660万ドル(約9億5,700万円)の賞金を獲得している。また、高井をトッテナムへ放出したことにより、500万ポンド(約10億円)という巨額の移籍金が支払われる。
ACLEの賞金と高井の移籍金をあわせて、20億円規模の収入を得ただけに、2025年夏の移籍ウィンドウでの大型補強は可能な状況に。現時点で大物外国人選手獲得の可能性は日本国内外で報じられていないものの、通訳スタッフの募集は新戦力獲得への布石とみられる。
J1リーグ23試合を終えて、首位の柏レイソルから勝ち点6差の6位と、逆転優勝が十分可能な川崎。高井にかわる即戦力センターバックはもちろん、補強ポイントが複数あるなか、強化部が水面下でどのような動きを見せているのか気になるところだ。