
アルビレックス新潟は7月13日、MF秋山裕紀が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと公式発表。新天地はドイツ2部SVダルムシュタット98とみられるが、現地メディアは同選手と新潟の一部契約内容を報じている。
現在24歳の秋山は、2019年に前橋育英高校から新潟へ加入。プロ2年目以降、 アスルクラロ沼津や鹿児島ユナイテッドFCへの育成型期限付き移籍を経て、2022年に新潟へ復帰すると、同シーズンから出場機会を確保。2024シーズンにはJ1リーグ戦36試合でピッチに立つと、2025シーズンもここまで15試合に出場していた。
ドイツ『フースバル』が7月14日に伝えたところによると、ダルムシュタットが秋山を獲得するとのこと。記事では「秋山と新潟の契約が2026年まで残っているため、移籍金が発生する」と一部の契約内容が綴られているほか、新潟での通算成績も紹介されているが、移籍金額やダルムシュタットとの契約内容には触れていない。
そのダルムシュタットは先日、2024/25シーズンにポーランド1部グールニク・ザブジェでプレーしていたMF古川陽介をジュビロ磐田から完全移籍により獲得。『フースバル』は「ダルムシュタットにはこれまで日本人選手がひとりもいなかった。今、極東出身の2選手が加わる」と伝えている。
ダルムシュタットは直近10年にわたり、ブンデスリーガ昇格と2部降格を繰り返している状況。2023/24シーズンに最下位で2部へ降格すると、2024/25シーズンは2部で11位という結果に終わっている。カイザースラウテルンやフォルトゥナ・デュッセルドルフなど、2部所属の複数クラブで日本人選手が活躍したこともあり、日本市場を注視するようになったかもしれない。