野球解説者の岩本勉氏が自身のYouTube『岩本勉チャンネル』を更新。8日の北海道日本ハムファイターズ戦で敗れた千葉ロッテマリーンズ・吉井理人監督の采配を疑問視した。
■岩本氏が8日のロッテ対日本ハムを解説
動画では岩本氏が、8日に行われた千葉ロッテマリーンズ対北海道日本ハムファイターズ戦を解説する。
試合は3対3で迎えた延長11回表、ロッテが今シーズン不調の益田直也を投入。日本ハムは2アウト2塁1塁のチャンスを作り、アリエル・マルティネスが勝ち越しのタイムリーヒットを放つ。
その裏、ロッテも宮西尚生を攻めてノーアウト1塁2塁のチャンスを作ったが、新庄剛志監督が山本拓実に交代。見事に抑えきり、日本ハムが接戦を制した。
■「マリーンズはギャンブルに行った」
岩本氏は11回、吉井監督が益田をマウンドにおくったことについて、日本ハムの打順が郡司裕也、水野達稀、万波中正と昨年益田との対戦打率が高い打者だったことを指摘。
同監督の起用に「いろいろ考えた。益田が行かせてくれって言ったのかな。それと益田を一気に調子の良いピッチャーにするには、格好の場面だと監督が捉えたかもしれない。これはわからない。言えることはマリーンズはギャンブルに行った」と持論を展開した。
■益田起用を疑問視
さらに岩本氏は「ロッテファンの方は気づいたかもしれませんが、ファイターズのなかでも益田から見て相性が良くない選手がそれだけ並んでいたんですよ。これは結構話題になるんじゃないかな」と疑問視する。
一方で「相性だけとか数字がすべてじゃないので、吉井監督や建山義紀コーチが『払拭してこい』と。そういうマウンドだったのかな」とも語っていた。
■250セーブに迫る益田だが…
益田は長年ロッテのクローザーを務め、2024年までに通算243セーブを記録。名球会の資格を得る250セーブに迫っている。
シーズン前は今季中の達成は確実という声もあったが、今季は打ち込まれることが多く、ここまでわずか3セーブ。5月3日の福岡ソフトバンクホークス戦で9回2アウトから逆転負けを喫し、ここからロッテは連敗街道を走ることになった。
現在抑えは若手の中森俊介が務めており、この試合でも同点の9回に登板し、ゼロに抑えた。今回は中森と鈴木昭汰を使ったことによる起用だが、ネット上でも岩本氏のように疑問視する声も上がっている。