同じ内容を離しているのに、なぜか印象が全く違う人がいます。「あの人と話すと、なんだか気持ちがいい」「また話したくなる」。そう感じさせる人には、無意識に相手を安心させる会話のルールが存在しているのです。

そこでSirabee取材班は、感じがいい人の会話について聞いてみました。

■どんな話でも興味を持って聞く

「この人、感じがいいなぁって惹かれる人ほど、どんな話題も興味を持って聞いてくれるし、話題を広げてくれようとする。

逆に、自分の興味ない話には『へー』『ふーん』と、あからさまにつまらなさそうな顔をするタイプは、話しかけるハードルも高くて、近寄りにくい」(30代・女性)

■気分のアップダウンがあまりない

「どんなに見た目が良くても、どんなに仕事ができても、気分のアップダウンが激しい人ってとっつきにくい。会社にもいるけど、そのときの気分で口調が荒々しくなったり、変なところでキレたり。そういう人って感じが悪いどころか、幼く見えるから呆れちゃう。

基本的に穏やかで誰に対してもフラットな人が、接しやすくてストレスがないかな。安心して近づける」(20代・女性)

■発言や話題選びに配慮がある

「この人、本当にコミュニケーション上手だなって知人がいるんだけど、親切丁寧で、そもそもの性格がいいのはもちろん、発言や話題選びに配慮があるんだよね。誰も傷つけない話術。

一緒にいて嫌な思いをしたりヒヤヒヤしたりしないから、みんなの人気者」(30代・女性)

「感じがいい人」と言われる人は、特別な話術や豊富な語彙を持っているわけではありません。彼らが共通して持っているのは、相手を尊重し、丁寧に関わろうとする姿勢です。

会話とは言葉のキャッチボールであり、信頼を少しずつ積み重ねる営みです。誰でもすぐに実践できる小さな気遣いや一言の添え方などを見直すことで、自分自身も感じのいい人へと一歩近づくことができます。大切なのは、うまく話すことではなく、相手の気持ちを考え不快にさせないことなのです。

・合わせて読みたい→相手にバレなければ… 約9割が「人と話しているとき」にした失礼なこととは

(取材・文/Sirabee 編集部・   美佳