ジャン・クルード 写真:Getty Images

 J1最下位の横浜F・マリノスに所属するトーゴ代表MFジャン・クルードは、中国クラブへ移籍する可能性が消滅。残留が期待されるなか、同選手の代理人が水面下で動いているようだ。

 現在21歳のクルードは、2024年7月に横浜FMへ移籍。来日1年目はJ1リーグ戦で3試合の出場にとどまったが、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25シーズンでは6試合に出場。2025シーズンのJ1リーグ戦では、ここまで9試合に出場している。

 そのクルードを顧客に持つエージェント会社『LEFT Sports』の関係者であるレオナルド氏は、7月11日までにインスタグラムを更新。『日産自動車株式会社』グローバル本社通用口の看板をアップした上で、LEFT SportsとクルードのSNSアカウント名や、日本国旗や両手を合わせる絵文字を添えている。

 このSNS投稿から、レオナルド氏はクルードの去就について横浜FMや日産関係者と話し合ったとみられるが、会談の内容は明かされていない。それだけに、ネット上では契約延長や移籍の可能性が取りざたされている。

 クルードの去就を巡っては、中国メディア『捜狐』が6月1日に同国1部・上海海港へ移籍する可能性を報じていた。しかし、上海海港がカディスCFからスペイン人WGオスカル・メレンドを獲得し、1年に登録できる外国人選手の上限である6人に達したため、クルード獲得の可能性は消滅している。

 なお、レオナルド氏は日産の関連施設を訪問したほか、ジェフユナイテッド千葉所属MFエドゥアルドと面会。ジュビロ磐田のスポンサーである『ヤマハ』の関連施設にも訪れている。また、LEFT Sportsはクルードやエドゥアルドの他に、FWラファエル・ハットン(セレッソ大阪)やMFチアゴ・アウベス(元モンテディオ山形、東京ヴェルディ)などを顧客に持っている。