山田新 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属の日本代表FW山田新は、EAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)終了後にスコットランド1部セルティックへ移籍する見込み。セルティック所属の日本代表MF旗手怜央が川崎の後輩の移籍報道に言及している。

 英紙『サン』で7月13日に掲載されたインタビュー記事によると、旗手は山田がセルティックへ移籍する可能性を訊かれると、「彼の状況については知らない」と前置きした上で、「セルティックに来る選手は誰であっても、とても良い移籍だということは分かっている。タイトルを争うし、欧州カップ戦にも参戦する素晴らしいクラブだからね」と、現所属クラブを絶賛している。

 その上で、「もし山田がセルティックへ加入するならば、ピッチ上で良い関係を築けると信じている。彼がゴールを決めるチャンスを作るよう努力するつもりだ」と、川崎の後輩との共闘を示唆した。

 その旗手には、以前から欧州5大リーグへステップアップ移籍する可能性が取りざたされている。一時はウディネーゼからの関心も報じられたが、『サン』はセルティック退団の可能性についてこう綴っている。

 「ウディネーゼをはじめ多くのクラブが彼のパフォーマンスに注目している。セルティックから獲得するには、多額のお金を要するだろう。ブレンダン・ロジャーズ監督は、最も信頼する選手のひとりを引き留めることに必死だ。オファーがあった場合、すべては選手自身がどう感じるかによって決まる可能性がある。しかし、本人は現時点で天候にかかわらずスコットランドで幸せだと主張している」

 なお、旗手はスコットランドでの生活について「太陽がないけど、もう慣れたよ。スコットランドでの生活を楽しんでいる。試合やトレーニングでとても忙しいので、シーズン中はいろいろなところへ出かけたり観光したりする時間があまりないけど、レストランやカフェに行くのが好きだし、散歩に出かけて素敵な景色や眺めを楽しんでいる」とコメントした模様。充実した日々を送っているという。