
アルビレックス新潟はMF秋山裕紀をドイツ2部ダルムシュタットへ放出する見込みである一方、ブラジル3部マリンガFC所属のFWマテウス・モラエスを獲得することが決定的に。J1残留への切り札として期待されるが、ブラジル人アタッカーは不安を抱えているかもしれない。
ブラジル『ge』は7月12日に「モラエスは新潟との契約に近づいている。1年間のレンタル移籍で加入する見込み」と報じているが、その一方で韓国1部・水原FC移籍が破談に終わったこともリーク。同選手は2週間前、水原との正式契約締結のために韓国入りも、就労ビザを取得できなかったという。
しかし、韓国メディア『スポーツ朝鮮』はモラエスの水原FC移籍破談の裏側について「メディカルチェックで問題が発生」とリポート。ブラジル国内クラブに在籍している時も、慢性的なコンディション不良に悩まされていただけに、新潟移籍後も稼働率が低い可能性は考えられる。
現在25歳のモラエスは、身長176センチで左利きのアタッカー。ブラジル1部サントスのBチームからマリンガFCへ2度期限付き移籍したほか、2022年8月にはロンドリーナPRへ期限付き移籍。サントスのトップチームへ昇格することなく、2022シーズン終了後にロンドリーナPRを退団し、マリンガFCへ完全移籍している。
そのマリンガFCでは加入2年目の2024シーズンに、ブラジル4部リーグ戦18試合の出場で3ゴールと、主力選手として3部昇格に貢献。2025シーズンはパラナ州選手権16試合の出場で8ゴールを挙げるなど、チームを決勝まで導いたほか、ブラジル3部リーグ戦でも8試合の出場で2ゴールと結果を残している。
DF稲村隼翔(セルティック)をはじめ、主力選手の流出が止まらない新潟。攻撃陣でもFW太田修介(湘南ベルマーレ)やFW小見洋太(柏レイソル)が2025シーズン途中でチームを去っているが、モラエスがJリーグで結果を残せるか不透明と言えるだろう。