川崎フロンターレ 写真:Getty Images

 川崎フロンターレは7月13日、コロンビア人DFセサル・アイダルの海外移籍を前提にチームを離脱したと公式発表。母国復帰が決定的だと、海外メディアが報じている。

 現在24歳のアイダルは、アトレティコ・ジュニオールなどコロンビア1部の複数クラブやブラジルのレッドブル・ブラガンチーノを経て、2024年7月にブラガンチーノから川崎へ期限付き移籍。来日1年目は明治安田J1リーグ戦2試合、YBCルヴァンカップ3試合の出場に終わったが、完全移籍へ移行。2025シーズンもここまでリーグ戦3試合、天皇杯1試合。FWマルシーニョら外国人選手との出場枠争いで後れを取っている。

 7月13日までにチームを離れたアイダルだが、南米メディア『キック』のピペ・シエラ記者は13日に「全て順調に進めば、アイダルは16日にも現地入りし、アトレティコ・ナシオナルのメディカルチェックを受ける予定だ」とリポート。コロンビア1部所属クラブとの契約内容について「買い取りオプション付きの期限付き移籍」と伝えたが、レンタル料や買い取りオプションの設定額には触れていない。

 なお、現地メディア『el rincon delvinotinto』が2024年7月に報じたところによると、アイダルは2023年にブラガンチーノからコロンビア1部デポルテス・トリマへ期限付き移籍しているが、この時は200万ドル(約2億9,200万円)の買取オプションが盛り込まれていたとのこと。2024年にチーム内で規律違反を犯したこともあり、放出されたという。川崎で出場機会を得られなかった同選手としては、母国で再起を図りたいところだ。