5月半ばを過ぎたころにサーフからキスの便りが届き、これから楽しくなると期待していたが、6月に入ってからも良い釣果報告が聞こえてこない。前回、町屋に釣行した際は30匹を超えたが、例年に比べて極端に小さく、1匹10g前後が多くて満足できなかった。
●三重県のリアルタイム天気&風波情報
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・横山准司)
町屋海岸でキス釣り
6月上旬、メーカーの大会の前に時間が取れたので三重県津市の町屋海岸へ釣行した。当日の潮は長潮、満潮が午後2時7分、干潮が午前8時5分なので、上げ潮の時間帯の釣りとなる。潮の動きが緩いので海水温の変化はさほどないだろう。
現地には午前6時すぎに到着した。護岸から様子を見ると海はベタナギ。良型は警戒心が高くなり近づかないので期待できない気がする。車から釣具を降ろし、通称1本松と呼ばれる場所まで歩く。なるべく遠い所から戻ってくる方向で探り歩いてみようか。海は静かで、海中に海藻等のゴミもないようだ。

町屋海岸の様子
ポイントに到着。期待を込めて10本バリからスタートする。まずは5色(1色は25m)へ投入、イトふけを取り、ゆっくり探り始める。
数回探った所で小さなキスのアタリが出た。前回と同じピンではと嫌な予感。追い食いを狙って探りを続けたが、2色を残してもアタリが出ないため仕掛けを回収するとピンギスが1匹掛かっていた。珍しく外道がいない。
エサを付け替え、2投目は5色出し切りを狙ってキャストする。リールのスプールを見ると5色出し切りくらい。1投目より若干距離が出ているので期待して探るが、なかなかアタリが出ない。3色残しまで探って仕掛けを回収すると、エサがほとんど残っていた。
