ナ・サンホ 写真:Getty Images

 町田ゼルビア所属FWナ・サンホは、2025年7月のE-1選手権・決勝大会で韓国代表に招集。15日の日本代表戦を前に一定の手ごたえを覗かせている。

 同選手は12日、大韓サッカー協会公式チャンネルのインタビューに出演。韓国代表入りについて「自分の名前が発表された時、とてもうれしかったし、ワクワクしながら準備した。代表から遠ざかっている時はテレビで応援し、復帰したらどんなプレーをするのかずっと考えていた」とコメント。「監督が変わって、全然違う感じがします。ここにいると、選手たちと一緒に楽しく練習できていると感じます。試合への取り組み方も以前と変わりません」とチームの雰囲気にも言及している。

 およそ2年ぶりに韓国代表に招集されたナ・サンホだが、FWオ・セフン(町田)をはじめポジション争いのライバルは多い。FWソン・フンミン(トッテナム・ホットスパー)など欧州組の主力選手が招集されていないだけに、E-1選手権でのアピールは必至だが、本人は「良い選手がたくさんいるので、そのポジションに入るにはリーグ戦で良い成績を残し、監督が代表チームに求めるプレーを見せなければならない」と気を緩めていない。

 ただ一方で、韓国メディアが盛んに「3軍のメンバー構成」「FIFAクラブワールドカップ出場の浦和レッズから招集されていない」と報じている日本代表については、「Jリーグには良い選手が多いので警戒は必要だが、今の代表チームの選手たちであれば、十分通用する。彼らを抑え、突破し、試合で良い結果を出せると信じている」と豪語。「これまで準備してきたように、韓国代表の誇りと日韓戦への闘志を持ってピッチに立てば、良い結果につながる」と強気のコメントを残した。

 なお、韓国はE-1選手権の初戦で中国を3-0で下すと、2戦目では香港相手に2-0で勝利している。優勝をかけた日韓戦では、2025シーズンのJ1リーグ戦で4ゴールを挙げているナ・サンホをはじめ、Jリーガーのパフォーマンスにも注目が集まりそうだ。