
ブラジル3部マリンガFC所属のブラジル人FWマテウス・モラエスが、アルビレックス新潟へ期限付き移籍する見込み。韓国1部クラブとの移籍交渉が破談に終わった後、Jリーグ挑戦間近に迫っているという。
モラエスの去就を巡っては、ブラジル『ge』が7月11日に「マリンガFCは日本国内クラブとの契約について決定を待っている」と、Jリーグクラブとの交渉を報道。これによると、同選手は2週間前、水原FCとの正式契約締結のために韓国入りも、就労ビザを取得できず移籍交渉が破談。ブラジルへ帰国し、マリンガFCに再び合流したという。
そのモラエスは2025年6月はじめ、マリンガFCと2028年12月までの契約延長で合意。しかし、『ge』は12日になって「彼はアルビレックス新潟との契約に近づいている。1年間のレンタル移籍で加入する見込み」とリポート。レンタル料や買い取りオプションの有無等には触れていない。ただ、同選手にはブラジル国内の複数クラブも関心を寄せていたが、マリンガFCが500万レアル(約1億3,300万円)以上の移籍金を要求したとのこと。買い取りオプションが盛り込まれている場合は、設定額が500万レアル程度である可能性も考えられる。
現在25歳のモラエスは、身長176センチで左利きのアタッカー。2022シーズン終了後にブラジル1部サントスのBチームからマリンガFCへ完全移籍。加入2年目の2024シーズンに、ブラジル4部リーグ戦18試合の出場で3ゴールと、主力選手として3部昇格に貢献している。
そして迎えた2025シーズンはパラナ州選手権16試合の出場で8ゴールを挙げるなど、チームを決勝まで導いたほか、ブラジル3部リーグ戦でも8試合の出場で2ゴールをマーク。柏レイソルから完全移籍加入のFW升掛友護とチームメイトだった。なお、マテウス・モラエスという名前のブラジル人選手は、ベガルタ仙台にも在籍している。