クリスティアン・ノアゴール 写真:Getty Images

 MFクリスティアン・ノアゴールは7月10日、プレミアリーグのブレントフォードからアーセナルへ完全移籍した。移籍金は1,000万ポンド(約20億円)と報じられている。契約は2年+1年の延長オプション付き。MFジョルジーニョ(フラメンゴ)およびMFトーマス・パーティ(無所属)の退団に伴い、中盤の再編が急務となっていたアーセナルは、このタイミングで経験豊富なノアゴールを獲得した。

 ノアゴールは31歳のデンマーク代表MFで、プレミアリーグ通算122試合以上の出場歴とブレントフォードでキャプテン経験を持つベテランだ。アーセナルのミケル・アルテタ監督も、彼のリーダーシップ、戦術眼を高く評価し、若手への影響力も期待しているようだ。

 そのノアゴールは唯一無二の記録を保持しているとして、UKの『Arsenal Media』が報じた。同選手はプレミアリーグで「ペナルティキックを除くセットプレーからの得点割合がMFで最も高い」という記録を保持しているようだ。

 ノアゴールはブレントフォード在籍時(2019-2025)にプレミアリーグで11ゴールを挙げ、そのうち9ゴール(81.8%)がセットプレーによるものだった 。この記録はアーセナルのセットプレーに新たなオプションをもたらすことが期待されている。

 同選手がアーセナルのセットプレーにおいてどのような役割を与えられるかは、現時点では不明だが、必要とされればその任務を完璧にこなすことはデータが物語っている。

 アーセナルにはすでにMFデクラン・ライスという素晴らしいフリーキッカーが存在しており、ノアゴールの出番は少なそうだが、貴重な中盤のバックアッププレーヤーとして注目が集まりそうだ。