
ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは現在、DFダヨ・ウパメカノ、DFキム・ミンジェ、DFヨナタン・ターの3名がセンターバックの主軸とされているが、それぞれが課題を抱えており、今2025/26シーズンの序列に不透明さが残る状況だ。
ドイツメディア『Tz』のフィリップ・ケスラー記者によれば、ラ・リーガの昨シーズンの王者バルセロナがウパメカノとキムに注目しており、すでに両者について問い合わせを行ったという。
バルセロナのスポーツディレクターであるデコ氏は、ウパメカノとキムの両名について、高い位置での守備やビルドアップ能力を評価しているようだ。これはバルセロナのハンジ・フリック監督が採用する戦術スタイルとも一致している。ただし現時点で具体的な移籍交渉には至っておらず、バルセロナのDFロナルド・アラウホが退団する場合に限り、どちらかの選手の獲得に動く可能性があるという。
しかし、バイエルンのビンセント・コンパニ監督はウパメカノを今シーズンのレギュラーとして構想していると同時に、キムの実力も高く評価しているようだ。
ただ、ウパメカノは現行契約が今シーズンの終了時までとなっている。そんな中、延長に向けた話し合いは行われておらず、契約延長交渉が進まない場合は放出のタイミングと見られている。
一方で、ターのFIFAクラブワールドカップ2025でのパフォーマンスが安定感を欠いたことで、バイエルンとしては、計算できるウパメカノをこのタイミングで失うことは避けたいところのようだ。