
ブラジル人FWマテウス・サウダーニャは7月12日、ハンガリー1部フェレンツヴァーロシュTCからUAE1部アル・ワスルSCへの完全移籍が正式決定。古巣のジェフユナイテッド千葉へ連帯貢献金が支払われる見込みだ。
サウダーニャは2023年夏、千葉からセルビア1部パルチザンへ期限付き移籍すると、2023/24シーズンのセルビア1部リーグで17ゴール4アシスト。同シーズン途中で完全移籍へ移行したが、セビージャやフェネルバフチェなど欧州複数クラブからの関心が報じられるとわずか1年でフェレンツヴァーロシュTCへ完全移籍する。
そのフェレンツヴァーロシュTCでも、ハンガリー1部リーグ戦22試合の出場で10ゴール、UEFAヨーロッパリーグ10試合の出場で1ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍。ハンガリーメディア『blikk』は7月5日、サウジアラビア国内クラブへの移籍で口頭合意に達した可能性を報じていたが、アル・ワスルSCが12日に同選手の獲得を公式発表している。
『blikk』によると、サウダーニャの移籍金は500万ドル(約7億2,200万円)にのぼるとのこと。ドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』によると、サウダーニャの移籍により、千葉は連帯貢献金として3万ドル(約430万円)を得るという。
なお、アル・ワスルSCは10日、パリ五輪U23日本代表DF内野貴史がUAE1部ディーヴァFCへ期限付き移籍すると公式発表。同選手は2024年8月にドイツ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフからアル・ワスルSCへ完全移籍し、2024/25シーズンのUAE1部リーグ戦11試合でピッチに立っていた。