ジャン・クルード 写真:Getty Images

 J1最下位の横浜F・マリノスは、FWアンデルソン・ロペスを放出する見込みであるほか、FWヤン・マテウスにも退団の可能性が。鹿島アントラーズなど複数クラブからの関心が報じられているが、その一方でトーゴ代表MFジャン・クルードは残留に近づいているとみられる。

 クルードの去就を巡っては、中国メディア『捜狐』が6月1日に同国1部・上海海港へ移籍する可能性を報道。「AFCチャンピオンズリーグエリートでの経験が豊富なクルードを迎え入れる予定」などと伝えていたが、以降は音沙汰が無い状況だ。

 そんななか、上海海港はカディスCFからスペイン人WGオスカル・メレンドを獲得。中国1部リーグでは、1年に登録できる外国人選手の上限が6人と定められているため、メレンドの獲得により、上海海港が2025年夏の移籍ウィンドウでクルードを迎え入れる可能性は消滅している。

 また、スペイン『Relevo』のマッテオ・モレット氏は6月13日、イングランド2部スウォンジー・シティ移籍の可能性を報じていたが、こちらに関しても正式オファーの有無や交渉の進展具合などには触れておらず。続報がないだけに、イングランド移籍の可能性は低いとみられる。

 現在21歳のクルードは、2024年7月に横浜FMへ移籍。来日1年目はJ1リーグ戦で3試合の出場にとどまったが、AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25シーズンでは6試合に出場。2025シーズンのJ1リーグ戦では、ここまで9試合に出場している。この夏に一部外国籍選手の入れ替えがあるものの、クルードは残留する見込みだ。