サンフレッチェ広島 写真:Getty Images

 韓国1部FCソウル所属のEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)韓国代表DFキム・ジュスンには、サンフレッチェ広島をはじめ複数クラブが関心。すでにオファーが届いているというが、今週末にも広島移籍が決まる可能性もあるという。

 キム・ジュスンの去就を巡っては、韓国『スポーツ朝鮮』が7月9日にオファーの存在を報道。これによると、広島が移籍金100万ドル(約1億4,600万円)、ドイツ2部FCニュルンベルクが40万ユーロ(約6,800万円)を提示したほか、中東方面からは100万ドル以上のオファーが届いているとのこと。今後、ベルギー1部、オランダ1部、イングランド2部所属クラブからオファーが届く可能性があるとして、「選手本人は欧州移籍を最優先にしている。それが実現しない場合は、Jリーグへ行く」と伝えていた。

 しかし、韓国人ジャーナリストのソ・ホジュン氏は11日に「ソウルは広島の提示した移籍金額に満足しており、選手本人も広島に前向きである」とリポート。欧州クラブから100万ドル以上のオファーが届く可能性が、キム・ジュスンの去就を左右するとみているが、去就は今週末にも決まる模様。状況に変化がない場合、広島移籍で決着する見込みだという。

 現在24歳のキム・ジュスンは、身長186センチで左利きのセンターバック。FCソウルの下部組織出身であり2021年3月から1年半にわたり韓国国軍傘下の金泉尚武でプレー。2022年9月に兵役期間を終えてFCソウルに復帰すると、同クラブの主力選手として活躍。2025シーズンもリーグ戦ほぼ全試合でスタメン出場と、韓国国内リーグ屈指のセンターバックにまで成長している。また、2025年7月に母国で開催されるE-1選手権の韓国代表に選出。7月7日の中国戦でフル出場して1ゴールを挙げている。