
京都サンガ所属FW原大智に海外移籍の可能性が浮上。FW古橋亨梧、MF藤本寛也を獲得したイングランド2部バーミンガム・シティFCからの関心が報じられており、E-1選手権終了後に京都を離れる可能性があるとみられる。
英メディア『カウトオフサイド』は7月11日に「バーミンガムは京都の原大智をターゲットに挙げている」とリポート。「バーミンガムはイングランド2部リーグで存在感を示したいと考えており、その道のりを支える潤沢な資金力も備えている」と綴り、同クラブの補強についてこう伝えている。
「バーミンガムは2024年夏につづき、この夏も移籍ウィンドウで好調を維持している。中でも日本人ストライカーである古橋の獲得は、最も注目を集めた取引だ。クオリティーの高い選手が加入し、日本人選手の獲得が進んでいる。そして、クラブは東アジアからの獲得に引き続き意欲を見せている。原のパフォーマンスはスカウト陣の目に留まり、イングランドサッカーへのステップアップも可能な選手と評価されている。彼と京都の契約は2026年1月に満了を迎えるので、大金を要することはない」
現在26歳の原は、2021年2月にFC東京からクロアチア1部NKイストラ1961へ完全移籍すると、わずか4か月でデポルティーポ・アラベスへ。しかし、アラベスでは本来のパフォーマンスを発揮することができず、同年8月にシント=トロイデンVV(STVV)へ期限付き移籍する。
そのSTVVでは、ベルギー1部リーグ戦28試合の出場で8ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍。1年でアラベスへ復帰したが、2022/23シーズンのスペイン2部リーグ戦では15試合の出場で1ゴールと結果を残せず、2023年1月に再びSTVVへ期限付き移籍。結局、2022/23シーズン終了後に京都へ移籍し、海外挑戦は2年半で終わっている。