Jリーグ 写真:Getty Images

 ブラジル3部マリンガFC所属のブラジル人FWマテウス・モラエスにJリーグ移籍の可能性が浮上。先日、韓国移籍が破談になったこともあり、日本が新天地候補に挙がっているという。

 現在25歳のモラエスは、身長176センチで左利きのアタッカー。ブラジル1部サントスのBチームからマリンガFCへ2度期限付き移籍したほか、2022年8月にはロンドリーナPRへ期限付き移籍。サントスのトップチームへ昇格することなく、2022シーズン終了後にロンドリーナPRを退団し、マリンガFCへ完全移籍している。

 そのマリンガFCでは加入2年目の2024シーズンに、ブラジル4部リーグ戦18試合の出場で3ゴールと、主力選手として3部昇格に貢献。2025シーズンはパラナ州選手権16試合の出場で8ゴールを挙げるなど、チームを決勝まで導いたほか、ブラジル3部リーグ戦でも8試合の出場で2ゴールをマーク。ブレイクを果たしただけに、国内外から熱視線を注がれているという。

 ブラジル『ge』は7月11日にモラエスの去就を特集。これによると、同選手は2週間前、水原FCとの正式契約締結のために韓国入りも、就労ビザを取得できず、一転して破談に。現在はマリンガFCに合流しているが、Jリーグ移籍の可能性について交渉中とのこと。記事では「マリンガFCは日本国内クラブとの契約について決定を待っている。ここ数日、交渉は進展しているものの、まだ合意には至っていない」と綴られている。

 また、モラエスとマリンガFCは2025年6月はじめ、2028年12月までの契約延長で合意。同選手にはECヴィトーリア、ECバイーアなどブラジル国内の複数クラブが関心を寄せていたが、マリンガFCが500万レアル(約1億3,300万円)以上の移籍金を求めたため、交渉に進展はなかったという。

 なお、マテウス・モラエスという名前のブラジル人選手は、ベガルタ仙台にも在籍しているが、今回Jリーグ移籍の可能性が報じられているモラエスは別人である。2022年にECヴィトーリアから横浜FCへ移籍し、2024年から仙台でプレーしているモラエスにつづき、マリンガFC所属のモラエスもJリーグへ挑戦するのか注目が集まる。