ムリロ・コスタ(CDサンタ・クララ在籍時) 写真:Getty Images

 京都サンガ所属のブラジル人FWムリロ・コスタが、移籍に向かっている模様。海外移籍が破談し、Jリーグ他クラブへ加入する可能性があるという。

 現在30歳のコスタは、かつて2020/21シーズンに日本代表MF久保建英に替わるアタッカーとしてRCDマジョルカでプレー。2021/22シーズンから東京ヴェルディ出身のMF藤本寛也とともにポルトガル1部ジル・ヴィセンテFCでプレーしていたが、2023/24シーズン終了後に契約満了で退団。2024年8月に京都へ移籍している。

 日本に新天地を求めたコスタだが、来日1年目はJ1リーグ戦で7試合の出場に終わると、2025シーズンもリーグ戦でスタメン出場3試合、途中出場8試合。FWラファエル・エリアスなど他の外国籍選手との競争で後れを取るなか、ノーゴールと結果を残せていない。

 韓国人ジャーナリストのソ・ホジュン氏が10日に伝えたところによると、コスタは同国1部大田ハナシチズンと交渉。正式契約寸前だったが、選手本人が韓国移籍に反対したため、直前で破談。Jリーグ他クラブへの移籍を望んでいるという。

 大田ハナシチズンには、名古屋グランパスから期限付き移籍中の韓国代表DFハ・チャンレやFW石田雅俊が在籍。柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府、アルビレックス新潟、徳島ヴォルティスなどで指揮を執っていた吉田達磨氏がコーチとして選手を指導に当たっている。

 なお、ポルトガルメディア『o Gol』が京都加入直後の2024年8月末に伝えたところによると、コスタと京都は2025シーズン途中までの1年契約を締結。2025年6月までに契約延長で合意していない場合、この夏に移籍金ゼロで京都を離れる可能性も考えられる。