
J1最下位の横浜F・マリノスは8日、ブラジル人MFユーリ・アラウージョを完全移籍により獲得したと公式発表。鹿島アントラーズや海外クラブからの関心が報じられているFWヤン・マテウスの後釜という見方が広まるなか、ヤン・マテウスのSNS投稿に注目が集まっている。
同選手は7月10日にインスタグラムを更新。ストーリーズにて「結局のところ、人生とはこういうものだ。ページを破らずにめくっていく章の連なりなんだ」とポルトガル語で綴った。当該投稿は11日までに削除されているが、Xではスクリーンショットにより投稿内容が拡散。横浜FM退団を予想する声が相次いでいる。
ヤン・マテウスの去就を巡っては、ブラジル『UOL』が6月19日の時点で、鹿島とUAE1部アル・アインが横浜FMと交渉を進めている可能性を報じていたほか、ブラジル『terra』は24日に同国1部サントスからの関心をリポート。争奪戦の可能性が高いとみられている。
一方、ブラジル人ジャーナリストのフェリペ・シウバ氏は「横浜FMは移籍金を引き上げたため、アル・アインや鹿島による獲得の意向にブレーキをかけたが、交渉は継続中だ」とリポート。トルコ国内クラブによる争奪戦参戦の可能性も伝えているだけに、マネーレースとなれば鹿島が同選手の獲得を見送るケースも考えられる。
ヤン・マテウスはブラジルやポルトガル国内クラブを経て、2022年夏から横浜FMでプレー。来日1年目にJ1優勝を成し遂げると、2023シーズンもJ1リーグ戦で6ゴール11アシストと、攻撃陣の主力選手として活躍。2025シーズンはここまでリーグ戦21試合の出場で4ゴール2アシストを挙げている。アラウージョが横浜FMに加入したことにより、イスラエル代表FWディーン・ダビドも加入間近であるだけに、ヤン・マテウスは移籍に近づいているかもしれない。