
サガン鳥栖からFC東京へ期限付き移籍中のブラジル人FWマルセロ・ヒアンには、移籍の可能性が浮上。クロアチア1部ディナモ・ザグレブからの関心や中東クラブからのオファーが報じられるなか、ヒアンのSNS投稿にも注目が集まっている。
ヒアンは9日にインスタグラムを更新。ストーリーズでFC東京のユニフォームを身につけている自身の姿を挙げた。しかし、モノクロ画像となっているだけに、ネット上ではFC東京退団を予想する声が挙がっているほか、海外移籍の可能性も指摘されている。
ヒアンの去就を巡っては、クロアチアメディア『germanijak』や『sportske』は6月中旬に同国1部ディナモ・ザグレブ移籍の可能性を報道。鳥栖は当初、1000万ユーロ(約16億6,000万円)以上の移籍金を要求も、6月下旬に要求額を大幅に引き下げたとみられるほか、同選手の代理人は他クラブへの売り込みを行っているという。
また、Jリーグの移籍市場に精通しているジャーナリストのダニーロ氏は7月9日、UAE1部所属2クラブからのオファーを報道。アル・ワフダが移籍金210万ユーロ(約3億5,500万円)、アル・ナスルSCが310万ユーロ(約5億2,400万円)を用意したが、鳥栖は要求額である500万ユーロ(約8億5,000万円)に達していないとして、これらのオファーを却下したという。
現在23歳のヒアンはブラジル1部ECバイーア、横浜FCを経て、2023シーズン終了後に鳥栖へ移籍。2024シーズンにJ1リーグ戦で14ゴール2アシストを挙げたが、クラブのJ2降格に伴い、FC東京へ期限付き移籍している。2025シーズンもここまでJ1リーグ18試合の出場で6ゴール3アシストと結果を残している。