アデモラ・ルックマン 写真:Getty Images

 プレミアリーグのアーセナルは今2025年夏、攻撃陣の補強に向けて動いており、ウイングとセンターフォワードのポジションに新戦力を求めている。

 アーセナルはウインガーの第一候補としてチェルシー所属のFWノニ・マドゥエケが挙げているが、その交渉が難航した場合の代替案として、セリエAアタランタ所属のFWアデモラ・ルックマンに注目しているとUKメディア『MailOnline』のサイモン・ジョーンズ記者が7月10日に報じた。

 同報道によれば、アーセナルはマドゥエケの獲得に向けて、移籍金として最初のオファーとなる5000万ポンド(約98億5,660万円)を提示し、選手本人とは5年契約での個人合意に達しているという。ただし、チェルシーはこの額以上を要求しており、交渉成立には2度目のオファーが必要となりそうだ。

 一方でルックマンは、アタランタの直近2シーズン(2023/24と2024/25)の全コンペティションで54ゴールに関与しており、特に2023/24シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝では、ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼン相手にハットトリックを達成して優勝の立役者となった。ナイジェリア代表としてもプレーする彼は、現在アタランタと2027年6月まで契約を結んでおり、今夏の市場評価額は約6000万ユーロ(約101億2,220万円)と推定されている。

 また、アーセナルはセンターフォワードの補強で、ポルトガル1部のスポルティングCP所属のFWビクトル・ギェケレシュが最優先ターゲットとなっており、クラブ間での交渉が続いており、こちらは近日中の決着が予想されている。