クリストファー・エンクンク 写真:Getty Images

 インテル(イタリア1部)は昨季のチャンピオンズリーグ(CL)決勝戦でパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)に敗戦。セリエAでも2位に終わると、コッパ・イタリアでも準決勝でミラン(イタリア1部)に敗れて最終的に無冠に終わってきた。

 昨季限りでシモーネ・インザーキ監督が退任したインテルは、アルゼンチン代表FWホアキン・コレアとオーストリア代表FWマルコ・アルナウトビッチが契約満了に伴い退団。加えて、イラン代表FWメフディ・タレミもオファー次第では売却する方針だという。

 移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によれば、インテルはフランス代表FWマルクス・テュランとアルゼンチン代表代表FWラウタロ・マルティネスとは違ったタイプのストライカーを探しているという。

 そして、新シーズンから指揮するクリスティアン・キヴ監督はチェルシー(イングランド1部)でプレーするフランス代表FWクリストファー・エンクンクが獲得の第一希望だという。バイエルン・ミュンヘン(ドイツ1部)からの関心も浮上している同選手はチェルシーと2029年夏まで契約を結んでいる。

 今季は公式戦47試合に出場して15ゴールを記録しているものの、プレミアリーグでの出場機会は限定されているエンクンク。現在開催されているクラブワールドカップではチェルシーが決勝戦まで勝ち進んだなかで、同選手は今夏にクラブを離れて新天地を求めるのだろうか。