昨年の解禁直後は型がよかったが、冷水病が出てしまってサイズがいまひとつになってしまった。一昨年はアオコの大発生があったが、昨年はなかった。今年はまだわからないが、雨が少なく大減水しているので少し心配。
竿は釣り堀下から上流は5~6mあれば十分で、そのほかでも7m前後がいいと思う。8月26日にコロガシが解禁になるとアユは一気にいなくなるので、それまでがトモ釣りを楽しむ期間。
例年5月初旬に放流をしていたが、今年は4月下旬に放流済み。順調に育つことを願いつつ解禁を待ちたい。
下流・上流も狙える
視線を下流に向けると、大きな淵からの流れ出しに短い早瀬が目に入る。ここは売店前と違って瀬の釣りになる。川幅が狭いので、お互いに対岸の釣り人を意識してほしい。
瀬に着いたアユは早朝からでも活性は高く、引きを楽しませてくれる。必要以上に立ち込まないで手前から釣るようにする。また掛かると下流へ走るので、そのことを意識して竿を構え、早く主導権をとる。竿を寝かせ気味にして釣るぶん、混雑感はある。
売店上流は転倒に注意
次に売店上流。左岸側は護岸の狭い辺地に乗っての釣りになる。右岸側は小砂利で足元は比較的に安定しているが、少し立ち込むとナメ(岩盤)があるので、転倒には注意してほしい。
そのまま上流へ釣り上がると、一面岩盤の瀬になる。左岸は立ち木がはだかって思うように竿が振れない。足元は非常に不安定なので、しっかりグリップを効かせた状態で竿を出そう。岩盤でアカが多いため、魚の成長は早く大物が望める。
簡単に売店前を紹介した。マナーを守って安全で楽しい釣りを心がけよう。
<週刊つりニュース関東版APC・内藤茂幸/TSURINEWS編>