今の時代、職場において明確にNGとされているハラスメントや大きなミス。一方で、ルール違反とまではいかなくとも、誰にも指摘されないせいか周囲に「またか…」と内心呆れられている言動も数多く存在します。これらは職場の空気を静かに濁らせ、人間関係や信頼に影響を及ぼす原因に…。
そこでSirabee取材班は、オフィスで呆れられている言動について聞いてみました。
■雑談中に突然スマホゲーム
「ランチで雑談中に突然スマホゲームをはじめる同僚女性がいて、正直だらしないというか、なんかズレてるなって感じる。それ今する? ってツッコミたいけど、みんな我慢して指摘できないみたい。相槌もスマホいじりながら『あー…そうですよねー』って上の空。
まだ20代の子ならわかるけど、もう30代なのよ。まぁ、普段から空気読めない感じはあるから、そこまで驚きではないけど、前の会社で人間関係がうまくいかなかったって言っていたのがわかる気がする」(30代・女性)
■朝イチ「疲れた」
「朝イチ、オフィスについてすぐ、『あー疲れた。もう外暑くてやってらんない』と、イスにドカッと座る同僚がいる。
一日のはじまりが『疲れた』って…。周りのやる気を奪うからやめてほしい。その同僚が隣りの席だからなおさら困る」(20代・女性)
■相手の器が小さいことにする
「同じ部署にデリカシーに欠ける人がいるんだけど、自分の発言で相手が不機嫌になったり、凹んだりすると『そんなことで怒るの?』『大袈裟だよ』って自分のデリカシーのなさを棚に上げ、相手の器が小さいってことにしててムカつく…。
その人の近くにいると嫌な思いをすることが多いから、みんな避けてる」(30代・女性)
社会人としてのマナーやスキルは、往々にして「言われないけれど見られている」部分に真価が表れます。指摘されないからといって、許容されているとは限りません。自分では普通と思っている言動も、相手が同じ意識とは限りません。
他者視点を意識することで、より円滑で信頼される人間関係を築くきっかけとなるでしょう。
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(取材・文/Sirabee 編集部・ 美佳)