マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクター・イチロー氏が12日、YouTubeチャンネル『パワプロ・プロスピ公式チャンネル』に出演。マウンドからブチ切れてきた相手投手を告白した。

【動画】イチロー氏にブチ切れたのは…

■制球力抜群だった大エース

スマートフォンゲーム・プロ野球スピリッツAで開催される「2025 OB 松井秀喜セレクション」では、読売ジャイアンツなどで活躍した松井秀喜氏チョイスの選手が、13日からゲーム内に登場する。

今回は松井氏とイチロー氏が、その選手たちの思い出などを語ることに。松井氏が広島東洋カープから選んだのは、北別府学さん。通算213勝を挙げた大エースで、「もちろん実績も素晴らしいですけど、子供のとき、みんなあのフォームをまねした。キャッチャーが構えたとこ全部投げるていう。そのイメージがすごい残ってる」と話す。

■対戦時に「何にらんでるんだ!」

ジャイアンツ時代、北別府さんと対戦したことがある松井氏。

特に記憶に残っているのは、広島市民球場での試合で、「プレーボール直後、西日が強くてすっごい(球が)見づらい。で、北別府さんが『この若造』みたいな感じで、1球目インコース来た。自分はそれが見えなかった。見づれえなと思って(眉をひそめて)見てたら、『お前、何にらんでるんだ!』みたいな」と誤解されたことがあると懐かしむ。

■マウンドから「バット振れコラ!」

昔は血の気の多い選手が多かったようで、イチロー氏も「僕らよりだいぶ上の先輩たちってそういうのあるよね」と語る。

オープン戦で阪神タイガースと対戦した際、バントを仕掛けようとすると、「バット振れコラ!」と相手投手の中西清起氏に一喝されたことが。「バントの素振りを見せたら『バット振れコラ!』って言って。えー? こわ! って思った。僕は2年目かな。19歳。『バット振れコラ!』って、マウンドからだよ?」と振り返って笑いを誘った。

■イチロー氏にブチ切れたのは…

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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり