
プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドがクラブの立て直しを急ぐ中、同リーグで確かな実績を持つベテランFWの名前が補強候補として噂されている。
ユナイテッドは昨2024/25シーズン、リーグで15位と不振に陥り、得点力不足が大きな課題となった。ルベン・アモリム監督はその改善を図るために、昨シーズンブレントフォードで38試合20ゴール7アシストを記録したFWブライアン・ムベウモの獲得を検討している。
一方で、純粋なストライカーの補強も求められており、7月8日付の『The Athletic』によれば、かつて元日本代表の岡崎慎司氏(2024年引退)とレスター・シティで2015/16シーズンに奇跡のプレミアリーグ優勝を果たした元イングランド代表FWジェイミー・バーディ(無所属)がユナイテッドに提案されたという。
9日にはアイルランドのメディア『talkSPORT』に出演したディーン・サウンダース氏が「バーディはゴール前での動きが抜群。今のユナイテッドにいるFWより上だ」と発言しており、彼の得点力に期待を寄せている様子がうかがえる。実際、バーディは昨シーズン、チームが降格したにも関わらず、リーグで35試合9ゴールを記録しており、ユナイテッドのFWラスムス・ホイルンドやFWジョシュア・ザークツィーと比較しても、数字面で優れている。
ただし、38歳という年齢からも明らかなように、バーディはあくまで短期的な戦力とみなされている。アモリム監督はポルトガル1部のスポルティングCP所属のFWビクトル・ギェケレシュの獲得にも関心を寄せていたが、ギェケレシュはアーセナル移籍に近づいている。
この動きにより、ユナイテッドはブンデスリーガのRBライプツィヒで33試合13ゴールを記録したFWベンジャミン・シェシュコの獲得に乗り出す可能性をUKメディア『Football Insider』は指摘している。