
京都パープルサンガ(現京都サンガ)OBのヘジス氏が、母国ブラジルで逮捕された模様。薬物依存症になっていたほか、4か月にわたり逃亡していたという。
ブラジル『RIC』が7月9日に伝えたところによると、ヘジス容疑者は2025年3月25日、自身が住んでいるマンションのエレベーター内で高齢男性に暴行。以前からマンションの住民と口論になることが多く、何度立ち退き命令を受けている中、マンションの副管理人である高齢男性から苦情を申し立てられたことに立腹したとのこと。男性は頭突きと殴打により、歯を3本失う重傷を負ったという。
事件後、同容疑者は3か月半にわたり逃走。現地当局から指名手配されていたが、7月9日にサンパウロで身柄を拘束されたという。また、容疑者は以前から薬物依存症を患っているとのこと。2021年に一度強制入院したが、家族の意向により退院。退院後も薬物の使用を続けるなど、問題を抱えていた。
現在48歳のヘジス氏は2000年、ブラジルのポンチ・プレッタから京都へ期限付き移籍。J1リーグ24試合の出場で4ゴール、ヤマザキナビスコカップ(現YBCルヴァンカップ)4試合の出場で3ゴールと結果を残したが、わずか1シーズンでチームを離れた。京都退団後はヴァスコ・ダ・ガマ、コリンチャンスなどブラジル国内の複数クラブを渡り歩いたほか、2006年には韓国の大田シチズン(現大田ハナシチズン)に在籍。2012年に現役を退いている。
海外で逮捕された元Jリーガーと言えば、かつて名古屋グランパスでJ1得点王のタイトルを獲得した元ブラジル代表FWジョーが記憶に新しい。同選手は2024年5月6日、ブラジル2部リーグ戦の試合前に養育費未払いの疑いで逮捕されたが、翌日までに支払いを終えて釈放。しかし、2024年12月と2025年6月にも同様の容疑で一時警察に身柄を拘束されている。