イブラヒマ・コナテ 写真:Getty Images

 プレミアリーグのリバプールが今2025年夏、主力メンバーの放出を検討しているようだ。昨2024/25シーズンのプレミアリーグ優勝を果たした同クラブは、アルネ・スロット監督のもと、すでにDFジェレミー・フリンポン、MFフロリアン・ビルツ、DFミロシュ・ケルケズといった新戦力を獲得している。

 一方で、クラブは財政面の健全化を図るため、複数選手の売却も進めている。スペインメディア『MARCA』によると、同クラブはDFイブラヒマ・コナテの売却に踏み切る可能性があるという。移籍情報サイト『Transfermarkt』によるとコナテの評価額は約5160万ポンド(約100億5,021万円)で、同選手を売却すれば高額な移籍金を得られる。

 すでにリバプールはGKクィービーン・ケレハーとDFジャレル・クアンサーの売却で4250万ポンド(約83億1,398万円)を確保しており、FWダルウィン・ヌニェスやFWルイス・ディアスの去就も不透明な状況が続いている。

 同メディアはまた、クラブとの現行契約が来2026年夏までとなっているコナテが2度目の契約延長オファーを拒否したと伝えている。フランス代表の同選手は、クラブと新たな契約を結ぶか、ラ・リーガのレアル・マドリードからのオファーを受け入れるかを検討している段階のようだ。

 同報道によるとマドリードは長期的な守備強化の一環として、以前からコナテに注目していたという。リバプールは今夏、DFトレント・アレクサンダー=アーノルドを契約満了ギリギリの6月に840万ポンド(約16億6,179万円)という低額でマドリードに放出した経緯があり、コナテの移籍に関して同様の事態を避けたい意向があると指摘。

 仮にコナテが退団した場合、リバプールはクリスタル・パレス所属のDFマーク・グエイ獲得に動く可能性があるようだ。イングランド代表のグエイはニューカッスル・ユナイテッドからも注目を集めており、リバプールでの先発起用が確約されるかどうかが同クラブへの移籍交渉のポイントとなっているようだ。