ドゥシャン・ブラホビッチ 写真:Getty Images

 ユベントスは昨季チアゴ・モッタ前監督体制でスタートしたものの、勝ちきれない試合が続いたこともあり、シーズン途中に解任。イゴール・トゥドール監督がバトンを受け継ぎ、最終的にセリエAで4位フィニッシュを果たして今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。

 現在開催されているクラブワールドカップではラウンド16でレアル・マドリード(スペイン1部)に敗れたユベントスだが、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、セルビア代表FWドゥシャン・ブラホビッチとの契約解除を検討しているようだ。

 そのブラホビッチはフィオレンティーナでのブレイクを経て、2022年1月にユベントスへ加わると、190cmの体格を活かして懐の深いボールキープやポストプレーの巧みさを武器に昨季も公式戦44試合で17ゴールを記録していた。

 シーズン後半戦はフランス代表FWランダル・コロ・ムアニが加入した影響もあり、出場機会も減っていたブラホビッチは来夏まで契約を残しているものの、トゥドール監督の構想から外れているという。そして、セリエA最高給の選手である同選手は、契約最終年に年俸が自動的に増えるようだ。

 そして、セルビア代表FWは減俸を受け入れるつもりもなく、契約延長するつもりもないとのこと。ユベントスは近日中に同選手の代理人と会談し、契約解除の打診をするようだ。ミラン(イタリア1部)からの関心が取り沙汰されているブラホビッチの去就はどのような結末を迎えるのだろうか。