アンジェ・ポステコグルー監督 写真:Getty Images

 J1の横浜F・マリノス(2018-2021)やスコティッシュ・プレミアシップのセルティック(2021-2023)、プレミアリーグのトッテナム・ホットスパー(2023-2025)の指揮官を務めたアンジェ・ポステコグルー監督の名前が再びプレミアリーグのクラブの指揮官候補に浮上していたようだ。

 UKメディア『The Athletic』によると、プレミアリーグのブレントフォードがトッテナムの新指揮官に就任したトーマス・フランク監督の後任を模索する中で、ポステコグルー監督に接触していたという。

 両者の間で非公式な協議が行われたものの、正式な面談には進まず、双方の利益にならないという結論に達したと同メディアが報じている。なおブレントフォードは外部招聘を見送り、クラブ内からキース・アンドリュースコーチを新監督に昇格させた。

 ポステコグルー監督はセルティックを率いた後、トッテナムの監督に就任し、クラブにとって17年ぶりの主要タイトルとなるUEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を2024/25シ-ズンに果たした。しかし、タイトル獲得したにもかかわらず6月6日に解任され、長期政権には至らなかった。トッテナムはその後、フランク監督を招聘する決断を下している。

 ブレントフォードの新指揮官であるアンドリュース監督はアイルランド共和国代表としてのキャリアを持ち、2024年夏にセットプレーコーチとしてブレントフォードに加入。1年間フランク監督の下で働いたのちに指揮官に昇格した。

 また、同メディアは、ブレントフォードのフットボールディレクターであるフィル・ジャイルズ氏が、「アンドリュースの実力を我々はよく知っている。他クラブから未知の監督を連れてくるよりリスクは低い」とコメントしたことを伝えている。