クリストファー・エンクンク 写真:Getty Images

 バイエルン(ドイツ1部)は昨季、バンサン・コンパニ監督のもとでブンデスリーガのマイスターシャーレを2年ぶりに奪還。今夏にアメリカで開催されているクラブワールドカップでは準々決勝でパリ・サンジェルマン(PSG/フランス1部)に0-2で敗れた。

 この試合で新シーズンから背番号「10」を背負うドイツ代表MFジャマル・ムシアラが、PSGのイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマと接触した際に負傷。左足首の脱臼に伴う腓骨骨折と診断されており、長期離脱となっている。

 ドイツ『ビルト』によれば、バイエルンはこの状況を受けて補強の必要性を再認識しており、リバプール(イングランド1部)でプレーするコロンビア代表FWルイス・ディアスと、シュツットガルト(ドイツ1部)のドイツ代表FWニック・ウォルトメイドが補強リストの最上位にあるという。

 そして、そのほかにも今冬にも関心が盛んに取り沙汰されていたチェルシー(イングランド1部)でプレーするフランス代表MFクリストファー・エンクンクにも注目している模様。同選手の代理人を務めるピニ・ザハビ氏を通じて接触しているようだ。

 バルセロナ(スペイン1部)も関心を示していたエンクンクは移籍に前向きだが、チェルシーは買取オプションつきのレンタル移籍のオファーを拒否するなど完全移籍のオファーのみ受け入れるとのこと。昨季は公式戦47試合で15ゴールを記録したものの、出場機会が限定されていた同選手だが、どのような結末を迎えるのだろうか。