7月6日の日曜討論で石破茂総理が「安易な妥協はしない。だから時間もかかるし、厳しいものになる」などと米国との関税交渉について発言したようです。

交渉については鳥取県の国会議員仲間で石破茂が自身の最側近としている赤沢亮正に丸投げし、赤沢亮正はこれに対して「アポなしで訪米する」をくり返すだけの飛び込み営業を外交でくり返す無策で応じています。

せっかく大統領就任前のトランプとの面会を安倍昭恵氏が取り着けてきたのに、党内での権力闘争のために清和会に関連するものを片っ端から排除している岸田文雄とかいうろくでもない人が暮れに官邸に入って石破に直接命令したのでしょう。

岸田文雄が官邸に行って石破と面会をすると石破茂はせっかくのトランプ大統領個人に人脈を作るチャンスを見送りました。

個人間での関係もない、反安倍を続けていた事はトランプも知っていて元々トランプからの信用が低い。

そんな状況であるので何かしらトランプ大統領に名目が立つような取引材料を与えるような話もなく、「妥協はしない」とだけ言って赤沢亮正に丸投げしたまま。

安倍総理の時だってトランプ大統領がちょっとおかしな方向へ行きそうになると、安倍総理がトランプと会ったり電話会談したりでその都度、トランプ大統領の軌道修正を図っていました。

安倍晋三でもそれだけ細かく目配りしてやっていたわけですから、アポも取らない自分の側近に丸投げしたままで交渉が妥結するとはとても思えません。

赤沢亮正はいわゆる省なし大臣ですから実質的な権限持っていません。

ですので閣議で以て大きな判断ができる権限を予め与えておくとか、そういうことならば米国側も本気で交渉に応じてくれたかもしれませんが、日本が何かしら交換条件となるようなものを用意しているなんて話も出て来ません。

単にアポなしで渡米して「いやだいやだ」言っているだけではないでしょうか?

石破首相 首相官邸HPより