
韓国の5人組男女混成アイドルグループ『ALLDAY PROJECT』(オールデイプロジェクト)のメンバーであるヨンソさんが着用した衣装を巡り、中国・上海に拠点を構えるブランド『selfFab.』が謝罪。Jリーグクラブのユニフォームを合体させた衣装は、日本人差別に意味合いを持つ「JAP」の表記で話題になっている。
ヨンソさんは7月、韓国の民間放送局SBSで放送されている音楽番組『人気歌謡』に出演した際、浦和レッズ、サガン鳥栖、V・ファーレン長崎などJリーグクラブのユニフォームをコラージュして再構築した衣装を着用。Jリーグのクラブロゴやスポンサー企業のロゴが裁断されたものであるだけに、Jリーグのファン・サポーター等からは否定的な声が挙がっていた。
また、衣装の左腕は長崎のメインスポンサーである『Japanet』(ジャパネット)のロゴのうち、「Jap」のみが見えるような仕様に。日本人に対する軽蔑の意味があり、意図的な切り取り方だとして、反発の声が沸き起こっている。
そんななか、『selfFab.』は8日に公式インスタグラムアカウントを更新。ヨンソさんが着用していた衣装について、以下のように謝罪している。
「このたびのリメイク作品により、不快な思いやご不安を与えてしまったこと、心よりお詫び申し上げます。該当の衣装はリサイクルユニフォームを使用して再構築したもので、その過程で元の文字が誤って裁断され、結果的に一部の文化的文脈において不適切に解釈され得る表記となってしまいました」
また、左腕部分で確認された「JAP」の表記については、「意図的な政治的メッセージは一切ありませんでした。Remake Jersey シリーズは、サッカー文化とその精神に敬意を表して制作されたものです」と釈明。「日本の皆さま、そしてその文化に対して、私たちは常に深い尊敬の念を抱いています。今回の件で悲しい思いや誤解を生んでしまったことを、重く受け止めております」と綴っている。