
日本代表は7月8日に行われたEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)決勝大会の初戦で、ホンコン・チャイナ(香港代表)を下した。韓国対中国につづきスタジアムの空席が目立つ状況だったが、大会スポンサーや放送の詳細を現地メディアが報じている。
ソウルからおよそ40キロ離れた龍仁市で行われた日本対香港では、観客数がわずか687人に。スタジアム最大収容人数の2%にとどまった。また、開幕戦の韓国対中国でも4,426人の来場にとどまっただけに、現地では大会の運営方式等を疑問視する声が挙がっている。
注目度が低い大会となっているE-1選手権だが、韓国紙『朝鮮日報』は観客数の少なさにはフォーカスせず、男子の日本代表戦のキックオフ時刻が3試合いずれも19時24分であることに着目。EAFFから入手した情報として、「キックオフ時刻が細かく設定されている理由は、フジテレビ側の要求がある。E-1選手権の大会公式スポンサーの6社の半分が日本企業であるがゆえに、フジテレビの要求が受け入れられた」と伝えている。
キックオフ時刻は男子の日本代表戦をのぞき、20時や16時など、細かい設定にはなっていない。女子に関しては、日本国内での地上波放送がないこともあり、キックオフ時刻が分刻みに設定されている試合は存在しない。
国際Aマッチデーの期間外であるため、Jリーガーのみのメンバー構成となっている日本代表。現地で森保ジャパンを後押しするファンの数が少ないことは残念だが、それでも多くのサポーターがフジテレビ系の地上波放送や、インターネット動画配信サービス『U-NEXT』を通じて応援している。