川﨑颯太 写真:Getty Images

 京都サンガ所属のMF川﨑颯太は、E-1選手権の日本代表招集を辞退。MF佐野海舟所属のマインツへ期限付き移籍する見込みだが、一部契約内容を現地メディアが報道。京都は2億円規模の移籍金を手に入れる見込みだという。

 マインツ移籍の可能性は、ドイツ『スカイ』は7月6日に報じているが、『キッカー』は「彼はメディカルチェックを通過している」とリポート。期限付き移籍の契約内容について「マインツは川﨑を20万ユーロ(約3,400万円)のレンタル移籍で獲得。買い取りオプションの設定額は100万ユーロ(約1億7,000万円)」「契約内容は複雑だ」などと伝えている。

 また、同選手は京都時代に守備的MFとしてプレーしていたが、マインツのボー・ヘンリクセン監督はインサイドハーフやトップ下など、攻撃的MFとして起用することを念頭に置いている模様。佐野とボランチコンビを組む可能性は低いとみられる。

 マインツは、日本代表OB岡崎慎司氏やFW武藤嘉紀(現ヴィッセル神戸)の古巣。2024年夏に鹿島アントラーズから佐野を完全移籍により獲得すると、その佐野の活躍により、2024/25シーズンはブンデスリーガで6位に。2025/26シーズンのUEFAヨーロッパカンファレンスリーグ予選出場権を獲得している。

 現在23歳の川﨑は、プロ2年目の2021年にリーグ戦41試合出場3ゴールとJ1昇格に貢献。2023年6月に日本代表へ初めて招集されたほか、2024年夏にはデンマーク1部オールボー移籍の可能性が取りざたされていた。