
プレミアリーグのエバートンは今2025年夏の移籍市場で攻撃陣の強化を急いでおり、右ウイングの補強が課題となっているようだ。昨2024/25シーズン、同クラブでこのポジションを担った選手は、いずれも期限付き移籍での加入で完全移籍への移行は見送られた。
そんな中、UKメディア『I News』は、エバートンがラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英の獲得に関心を示していると報じた。
同メディアによると、久保の移籍金は約3,000万ポンド(約59億円)で、エバートンにとって“理想的な補強”だという。
久保については、元バルセロナのシャビ・エルナンデス監督が過去に“ワールドクラス”と評しており、右ウインガーとしての技術と創造性は世界的にも一目置かれている存在だ。エバートンが今2025/26シーズンに向けて必要としているタイプの選手像と一致している。
なお、エバートンは今夏の移籍市場で、昨シーズン後半にローン移籍で加入していたアルゼンチン人のMFカルロス・アルカラスをブラジル1部のフラメンゴから完全移籍で獲得。
また、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏によれば、エバートンはラ・リーガのビジャレアルに所属するフランスのユース代表経験があるFWティエルノ・バリーの獲得が決定的になっているという。
エバートンにとって、ソシエダの中心選手として認知されている久保の獲得は容易ではない。しかし、右サイドの戦力強化という観点からは、久保が最も注目すべきターゲットであるのは間違いないだろう。