旗手怜央 写真:Getty Images

 スコティッシュ・プレミアシップのセルティックは今2025/26シーズンに向けた準備を進めており、チーム全体が練習拠点のレノックスタウンに再集結した。これに合わせて、トレーニングの様子がスコットランドメディア『SNS GROUP』により公開されている。

 昨2024/25シーズン、セルティックに所属する日本代表のMF旗手怜央は、リーグの最終節直前まで全試合に出場していた。しかし、5月15日のアバディーン戦(5-1)において、FWパプ・ハビブ・ゲイのファウルを受けて膝下を負傷。同試合後、クラブは旗手がシーズン残り期間を欠場すると発表した。欠場期間自体は約10日間だったが、より大きな懸念はその影響が今シーズンに及ぶ可能性だった。

 現在セルティックは、FWジョタも年内復帰が困難とされている。昨シーズン最終節とスコティッシュカップ決勝は旗手とジョタという創造性の高い主力2名を同時に欠いた状態であった。これにより、クラブとしては今シーズンの備えて補強や編成の再検討が求められる状況にあった。

 しかし、旗手がレノックスタウンでのトレーニングにフル参加している様子が同メディアで紹介された。報道内の写真には、旗手がチームメイトと競り合いながらボールを保持する姿が映っており、復調を印象づけた。同時にセルティックの守備の要であるDFキャメロン・カーター=ビィッカーズは屋内ジムで調整中であることが伝えられている。

 セルティックは9日に、アイルランド1部のコーク・シティと対戦予定で、旗手のほか、日本代表のFW前田大然らが出場する予定となっている。