【バンコク時事】タイ商務省のスナンタ貿易振興局長は、訪日外国人(インバウンド)は高級品より日用品の購入を好むようになってきており、タイから健康関連用品やキャラクター商品を日本に輸出する商機が生じているとの認識を示した。
同局長によると、東京の貿易促進事務所の報告で、訪日客は高額商品より日用品を購入する傾向が強まっていることが判明。時計とカメラの1人当たり平均購入額は前年比ほぼ半減、靴やバッグ、革製品も11%減、宝石など宝飾品は6%減となっている。一方、化粧品・香水は10%増、美顔用品、アイマスク、生理用品などの健康関連用品は30%増になった。ポケモンなどのキャラクター商品も好調という。
スナンタ局長は「消費財や健康関連製品を生産、輸出するタイ企業にとってチャンス。日本のキャラクター製品の受託生産も成長が期待できる」との見方を示した。(了) (記事提供元=時事通信社) (2025/07/01-15:45)