元埼玉西武ライオンズ選手・監督の松井稼頭央氏が、元東京ヤクルトスワローズ監督の古田敦也氏のYouTubeチャンネル『フルタの方程式』に出演。現役時代に凄いと思ったピッチャーを語った。
■松井氏と古田氏がトーク
古田氏と松井氏、元西武ライオンズでアメリカやオリックス・バファローズ、読売ジャイアンツ、中日ドラゴンズでプレーした中島宏之氏がトークをした今回の動画。
そのなかで古田氏が「このピッチャーええなあ、さすがやなあと思ったピッチャー。若かりしころの」と質問した。
■凄いと思った投手は?
松井氏はしばらく考え込んだのち、「伊良部さん」と元千葉ロッテマリーンズ、ニューヨークヤンキース、阪神タイガースなどでプレーした伊良部秀輝氏を挙げる。
話を聞いた古田氏も「あれは速いだろうな。俺らもテレビで見ていて、速いと思った。対戦はしていないけれど」と納得する。
伊良部氏について松井氏は「僕は遊ばれていましたけど。でも、得点圏に行ったときだけは、もう。普段は140キロちょっとで、遊びで投げられるんですけど、得点圏に行ったときは凄かった」と語った。
■もう1人の剛球投手
さらに松井氏は「あとは斉藤和巳とかですね。和巳も良かったですね」と元福岡ソフトバンクホークスの斉藤和巳に言及。
古田氏も「コントロールが良いイメージがあるね。両サイド、ピタッと行って、ボトンというイメージがある。デカいもんなあ、和巳とか。190センチ以上あるよね」と納得していた。
■ヤンキースでも活躍
伊良部氏は尽誠学園高校からロッテ・オリオンズに入団。高校時代から速球で鳴らしており、プロ入り後も当時日本人最速の156キロを記録。また、1994年のオールスターでは159キロを計測した。
1996年に紆余曲折のすえ、ヤンキースに移籍。2年連続2桁勝利を上げるなど、その実力を発揮した。モントリオール・エクスポズ、テキサス・レンジャーズと渡り歩き、2003年から2年間阪神タイガースでプレーし、チームの優勝に貢献している。
150キロを超える速球と140キロ台のフォーク、緩いカーブをコントロール良く投げるスタイルで、対戦した選手から「最もすごい投手」に必ず名前が挙げる投手だ。