元西武ライオンズ・中日ドラゴンズの和田一浩氏が、元福岡ソフトバンクホークス・和田毅氏のYouTube『和田毅ラボ』に出演。現役時代に見た、最強外国人選手を語った。

■ベストナインを選ぶ

和田一浩氏が現役時代に所属した西武と中日のチームメイトから、ベストナインを選んだ今回の動画。DH部門で選んだのは、横浜ベイスターズと中日に所属したタイロン・ウッズだった。

同氏は理由を「勝負強かったし、彼が晩年に近かった時期だったけど、勝負を決めるホームランとか、雰囲気。相手ピッチャーに対するプレッシャーはすごくあったと思う」と説明する。

和田毅氏が「DHに選んだということは、守備はあまりうまくなかったということですか?」と質問すると、「守備は上手じゃなかった。打つだけは、凄かった」と語った。

■ファーストに選んだのは…

ファーストのベストナインに挙げたのは、アレックス・カブレラ。「僕のなかでは、歴代の助っ人外国人のなかでベスト3に入るバッター。守備も良かった。捕るのがすごく上手かった。めちゃくちゃ上手。気分のムラはあったけど」と高く評価する。

和田毅氏も「上手かったですよね。ムラはありましたけど」と語ると、和田一浩氏は「ここが勝負というときの、集中力のバッターボックスと、どうでもいいときのバッターボックスはひどい三振をするけど、勝負強かった」と語った。

その後、カブレラが西武ドーム(現・ベルーナドーム)で最長飛距離のホームランを放った際の裏話を告白していた。

■王貞治氏の「55本」に並ぶ

カブレラは2001年、ライオンズに入団。1年目に49本ホームランを放つと、2年目は当時王貞治氏が持っていた1シーズン最多本塁打記録の「55」に並ぶ。打率も3割3分6厘とかなり高く、西武の優勝に貢献した。

2007年からはオリックス・バファローズに移籍し、同じく1シーズン55本を記録したタフィ・ローズとチームメイトに。その後、ソフトバンクでもプレーした。

飛距離の出るホームランに加え、バットコントロールにも優れており、打率もつねに3割前後を記録していた。「最強外国人」に必ず名前が上がる選手だ。

■和田一浩氏が選ぶ最強外国人選手

・合わせて読みたい→和田一浩氏、立浪和義前監督のマネージメントに独自見解 「怒ってもらったほうが…」

(文/Sirabee 編集部・佐藤 俊治