大谷翔平選手のホームラン数は、初年度22本から2024年の54本へと、着実に伸び続けている。今年は何本の豪快弾を放つのか、占ってみたい。

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【大谷翔平の月別ホームラン数】

上記の成績から大谷選手の傾向を考察すると以下の通り

 ■6月ピーク仮説
  2019年以降、6月は毎年トップ3に入る本塁打量産月。2021年13本、2023年15本と爆発。
 ■春のアップシフト
  2021年以降は4月から5月にかけて7~8本を安定確保し、夏の爆発へ滑走。
 ■後半戦ラッシュ
  7~9月合計がシーズン総数の35~45%を占める年が多い。2024年は実に41%を8・9月で稼いだ。

 このパターンは、投手専念の負荷がない2024年にさらに顕著となり「6月+8・9月」で年間半数近いアーチを積み上げる“二段ロケット型”であることが読み取れる。2025年シーズンは7月5日時点で30本に到達。7月序盤での30発は自身最速ペース。過去7シーズンのデータから 7~9月に稼いだ本塁打は平均約18本(2020年の短縮年と故障年の2019年を除くと平均21本)。以下の仮定から推測すると、7月残り+8月+9月で18~22本で、シーズントータルで48~52本は確実。さらに、 今年の勢いの良さを考慮すると自己最多を上回る55本超も十分現実的といえる。

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 大谷翔平が描く放物線は、成績以上にファンの心を震わせるものとなっている。彼のホームランは、記録の更新だけでなく「野球の未来」を切り開いているともいえる。

※表・データは日本時間2025年7月5日現在のもの。

(SDAA編集部)