森保一監督 写真:Getty Images

 日本代表は7月8日に行われるEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)の初戦で、ホンコン・チャイナ(香港代表)と対戦。試合前、森保一監督がメンバー選考やチーム作りのやり方を説明している。

 国際Aマッチデーの期間外であるため、Jリーガーのみを招集した森保一監督。FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選でコンスタントにメンバー入りしたDF長友佑都(FC東京)がメンバー入りしたとはいえ、FW宮代大聖(ヴィッセル神戸)、FW山田新(川崎フロンターレ)などフレッシュな顔ぶれとなった。

 『U-NEXT』の公式YouTubeチャンネルでは、7日に日本代表OB戸田和幸氏と森保監督による対談動画が公開。J1リーグ戦から中2日での香港戦、約1週間で3試合をこなすという過密スケジュールの中でのチーム作りについて、指揮官はこう語っている。

 「この短期間で、チームを作って結果も出そうということであれば、どこか単独チーム(から多くの選手を招集した方が良い)、例えば今J1首位が鹿島だったら鹿島で、勝ち点同じの柏からより多く選手を選んでチーム作りをするというのは、即席チームとして作りやすいやり方ではあるのかなと思う」

 「前回のE-1選手権では、意図的にではないんですけど、横浜F・マリノスとサンフレッチェ広島という上位争いをしているチームから半々みたいな感じで。プラス来てもらったというような構成になった。今回はJリーグ全体を見ながら、個々に存在感がある選手を選ぶことで、自然とチームが広範囲にばらけたと思う。でも逆に言うと、チーム作りはしんどいと思う」

 柏、神戸、京都サンガ、鹿島アントラーズが勝ち点3差で優勝争いを繰り広げているJ1リーグだが、クラブ別では5位の広島が6人で最多に。柏から4人招集された一方で、神戸からは宮代の招集にとどまっている。また、京都からはMF川﨑颯太がメンバー入りも、海外移籍のため招集を辞退。FW西村拓真(町田ゼルビア)が脳震盪のため不参加となったことにより、FW原大智が追加招集されている。