山田新 写真:Getty Images

 川崎フロンターレ所属FW山田新は、EAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)の日本代表に招集されているが、スコットランド1部セルティック移籍に迫っている模様。2025年1月までセルティックに在籍していた日本代表FW古橋亨梧(現バーミンガム)にかわるストライカーや攻撃的MFとしての役割が期待されているようだ。

 英紙『サン』は7月7日に「セルティックは古橋にかわるストライカーの獲得を試みている」とリポート。山田とナポリ所属のU21イタリア代表FWジュゼッペ・アンブロジーノを迎え入れる見込みだが、山田の去就について「今週中に契約締結の可能性がある」「移籍金150万ポンド(約2億9,000万円)はバーゲン価格だ」と伝えた一方、アンブロジーノは買い取りオプション付きの期限付き移籍で加入するという。

 また、英紙『デイリーレコード』は山田のプレースタイルを解説。「彼はアダム・イダのようなターゲットマンではなく、前田大然のように前線からプレスを仕掛けるような選手でもない。10番の役割もこなせる能力があり、ブレンダン・ロジャーズ監督に新たなシステムをもたらす可能性もある」と綴っている。

 現在25歳の山田は、川崎の下部組織や桐蔭横浜大学を経て、2022年に川崎の特別指定選手に。プロ2年目の2024シーズンにJ1リーグで19ゴールを挙げてブレイクを果たしたが、2025シーズンはここまでリーグ戦で2ゴールにとどまっている。

 また、7月5日に行われた明治安田J1リーグ第23節の鹿島アントラーズ戦ではフル出場もノーゴール。試合後、目に涙を浮かべながらチームメイトと抱擁を交わしていただけに、ネット上では同選手の川崎退団、海外移籍を予想する声が挙がっている。

 なおE-1選手権の日本代表に招集された選手では、MF川﨑颯太が海外移籍のため招集を辞退している。英メディアの報道内容が事実だとすれば、山田も日本代表から離脱する可能性は高いと考えられる。