
U20日本代表MF保田堅心は、大分トリニータからベルギー1部KRCヘンクへ期限付き移籍期間が6月30日に満了。ヘンクのセカンドチームであるヨングヘンクでプレーしていたが、期限付き移籍期間満了により退団した可能性が考えられる。
保田は2025年1月に大分からヘンクへ期限付き移籍すると、ヨングヘンクへ合流して神村学園高等部出身のDF吉永夢希やFW横山歩夢とチームメイトに。2024/25シーズンはベルギー2部リーグ戦11試合の出場でゴール、アシストなしという結果に終わり、チームも3部へ降格している。
ヘンクのディミトリ・デ・コンデSD(スポーツディレクター)は5月下旬、ベルギーメディア『Het nieuwsblad』のインタビューで「横山と吉永が2025年夏のプレシーズントレーニングでトップチームに帯同する」とコメントした一方、保田の今後には言及していない。
また、ヘンクは7月13日までドイツでトレーニングキャンプを行うが、このメンバーリストにも保田の名前は含まれていない。さらに『Voetbal』は2025/25シーズンにヨングヘンクでプレーしていた選手の今後について、「横山はトップチームに帯同」「吉永はプレシーズントレーニングでのチャンスをものにできず、ヨングヘンクでプレーする可能性がある」と伝えた一方、保田については一切触れていない。
クラブ幹部のコメントや現地メディアの報道内容を踏まえると、少なくともトップチーム昇格の可能性はゼロに近いとみられる。そしてドイツの移籍専門サイト『トランスファーマルクト』では、保田がヘンクを退団したという記述が。同選手の去就について、大分への復帰や他クラブへの期限付き移籍等が考えられる。
高校2年時に大分トップチームでデビューを飾るなど、10代から頭角を現していた保田。自身初の海外挑戦で結果を残せなかったが、大分で再起を図ることになるのだろうか。