
今2025年夏の移籍市場が活発化する中で、欧州トップレベルの選手を巡る競争が激化しているようだ。プレミアリーグのリバプールに所属するFWルイス・ディアスもその1人で、複数のクラブが獲得に動いている状況だ。
ドイツのメディア『BILD』は、ラ・リーガのバルセロナが左サイドの補強で最優先ターゲットとしていたディアスが、ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンと個人条件で合意に達したと7日に報じた。
バルセロナは2年連続でアスレティック・ビルバオのFWニコ・ウィリアムズに移籍を断られたため、今夏の最優先候補としてディアスを再びリストの最上位に据えていた。
一方でバイエルンもディアス獲得に強い関心を示し、すでにリバプールに接触していたとされる。同メディアは、ディアス自身がバイエルンへの移籍を望み、同クラブへの移籍に「イエス」と返答したと伝えている。
正式決定は確認されていないものの、同報道が事実であればバルセロナの補強計画に大きな影響を与える可能性が高い。同クラブがディアスを逃す形になれば、新たなターゲットの確保を急ぐ必要に迫られる。
その中でバルセロナは新たな補強候補としてマンチェスター・ユナイテッドのFWマーカス・ラッシュフォードの名前をリストアップしているという。
バルセロナは財政状況が厳しく、新たな補強には給与総額や選手登録枠の問題が重くのしかかっている。限られた予算と厳しい条件の中で補強計画の立て直しを迫られており、予算超過を避けながらどのように戦力を整えるかが今後の焦点となっている。