ソン・フンミン 写真:Getty Images

 プレミアリーグのトッテナム・ホットスパーに所属する韓国代表FWソン・フンミンの去就が注目されている。2015年にブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンからトッテナムに加入したソンは、浮き沈みを経験しながらもクラブに貢献してきた。

 5月22に開催された昨2024/25シーズンのUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝ではマンチェスター・ユナイテッドを1-0で破り、ELを制してトッテナムで初タイトルを獲得した。32歳のソンは今2025/26シーズンに契約最終年を迎え、サウジ・プロリーグやトルコ・スュペル・リグから関心を集めている。

 そんな中、メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルスFCもソン獲得を狙い、交渉を行ったようだ。しかし、UKメディア『ザ・サン』は、同選手が移籍を拒否したと報じている。MLS移籍は、ソンの中で現実的な選択肢としてあったようだが、早急な決断を避け、今後のキャリアを慎重に模索しているようだ。

 ソンが契約最終年を迎える事情により、トッテナムにとっては今2025年夏がまとまった移籍金を得られる最後の好機で、クラブのトーマス・フランク監督も退団を容認しているようだ。しかし、トッテナムはEL制覇により、今シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得しており、ソンが残留して契約を全うする可能性も高いと予測される。

 なお、ソン退団時の後任候補としてブンデスリーガのRBライプツィヒのFWシャビ・シモンズらの名前が挙がっている。また、トッテナムはJ1の川崎フロンターレに所属する日本代表DF高井幸大の獲得も目前と伝えられており、高井とソンが共闘する道も現実味を帯びつつある。