
明治安田J1リーグ第23節の横浜FC対横浜F・マリノスでは、一部の横浜FMサポーターによる試合前の危険行為が波紋を呼んでいるが、その一方で横浜FCゴール裏での不適切な発言があったと話題になっている。
Xでは、横浜FCゴール裏から撮影された動画が拡散。試合前に両チームの選手がピッチでアップしているほか、開門遅延の影響で空席も見られるアウェイゴール裏の様子も捉えられており、横浜FCのゴール裏からブーイングが沸き起こっている。
このブーイングは横浜FM側に向けられたものとみられるが、動画では「〇ね!全員〇ね!」(〇は放送禁止用語)という一際大きな肉声が収められている。誹謗中傷ともみられる言葉の発言主は定かではないが、ネット上では批判が相次いでいるほか、誹謗中傷の撲滅を訴えるコメントも散見されている。
以前からライバル関係にある横浜FMと横浜FCだが、観客による不適切行為はダービーマッチの度に発生。今回、ニッパツ三ツ沢球技場で行われた一戦では、一部の横浜FMサポーターが三ツ沢公園で花火・発煙筒を使用し、横浜FCサポーターへの挑発行為を行ったほか、試合中に中指を立てるなど侮辱行為に及んでいる。
6月下旬から7月上旬にかけて、北海道コンサドーレ札幌やアルビレックス新潟、名古屋グランパスなど複数クラブが声明を発表するなど、誹謗中傷に関する話題が絶えないJリーグ。横浜FCも6月26日に所属選手のSNSアカウント宛のダイレクトメッセージ(DM)で、本人および家族近親者に対する誹謗中傷が確認されたことを明らかにしている。