ジュビロ磐田 写真:Getty Images

 オランダ1部スパルタ・ロッテルダム所属のノルウェー人FWトビアス・ローリッセンには、以前からジュビロ磐田移籍の可能性が報じられている。しかし、ここに来てオランダ1部フェイエノールトが移籍先候補に浮上。日本代表FW上田綺世とポジション争いを演じるかもしれない。

 ローリッセンの去就を巡っては、『VI』が6月4日の時点で「磐田が接触」と報道。同選手とスパルタの契約期間は2026年6月までだが、スパルタは磐田に対して高額の移籍金を求めており、磐田もこの要求に応じる可能性があるとみられていた。

 オランダ『サッカーニュース』が7月5日に伝えたところによると、現地ではフェイエノールト移籍論が噴出。フェイエノールトは2025年2月にメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスをACミランへ完全移籍により放出して以降、絶対的ストライカーが不在であり、一部では上田のパフォーマンスに対する不満の声が挙がっている状況だ。

 記事では「ローリッセンは現在負傷中だが、(今フェイエノールトにいる選手とは)違ったプレーができる。フェイエノールトはスパルタ・モスクワからウガルデを獲得するよりも、移籍金がわずか200万ポンド(約3億9,300万円)であるローリッセンを獲得する方が良い」と綴られている。

 現在27歳のローリッセンは、身長196cmで右利きのセンターフォワード。2022年8月からスパルタでプレーしているが、加入1年目からリーグ戦で12ゴールを挙げるなど、絶対的ストライカーとして活躍。2024/25シーズンもリーグ戦33試合の出場で10ゴール2アシストと結果を残しただけに、フェイエノールト移籍となれば上田にとって強力なライバルとなる。磐田の他に、イングランド2部複数クラブからの関心も報じられているが、同選手の去就が磐田や日本代表ストライカーの今後に影響を与えそうだ。